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秋の養生

日に日に秋の空気が満ちてきました。
暑さも和らぎ過ごしやすい季節ですね。

さて、今日は秋の養生をお伝えいたします。

空気が乾燥する秋は、呼吸器に影響を受けやすい季節です。
秋にアレルギーや喘息がでやすい方が多いのもこういった要因があるから。

漢方でいうと秋に影響を受けやすい臓器が「肺」になります。
気道でつながっているのどや鼻、皮膚の乾燥が気になるのはこのためです。
(皮膚呼吸をしている皮膚も広い意味での呼吸器に入ります)
肌や唇の乾燥が気になり始めている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで秋に大切にしたいのが「潤い」です。

秋の養生1

食養生では水分をたっぷりと含む秋が旬の梨がとてもお勧めです。
ごぼうやレンコンなどの根菜類、柑橘類は咳(呼吸器系)に、
軟骨や鳥の手羽先、ごま、はちみつ、なつめなどは肌の潤いケアにお勧めです。

また大根や生姜、しそ、三つ葉、ネギなど辛味があるものがお勧めです。
辛味は中医学の基礎となっている※「五行説」の「燥邪」に対抗すると言われています。
※「五行説」とは自然の現象を観察し、季節毎に影響を受けやすい臓器などをまとめたものになります。

また、基本的な事ですがうがいをしっかりと行う(水を口に含んでうがいをする際にガラガラの音を
意識的に高音~低音にすると喉の深い部分まで洗浄する事ができます)
喉の感想が気になる際はマスクを着用する、加湿器を活用するなどの対応を早め早めに取り入れるのが
お勧めです。
はっきりと症状を自覚してからでは少し遅い。
「あれ?様子がおかしいかも」と感じたらすぐに行動することがポイントです。

秋の養生2

お肌のケアならば、ローションパックを毎日行ったり、美容液をたっぷりつけたり
気になる部分があれば集中的にお手入れするのもいいですね。
アイクリームを使ったり、唇のパックをしたり。
お顔のセルフマッサージもお勧めです。
細かい手順は気にせずに、下から上に&内側から外側に螺旋を描きながらクルクルとマッサージ
をするだけで血行が良くなってお肌の透明感が増しますし、お化粧水や美容器の浸透もぐんと
上がります。

秋の夜長をご自身のケアに使ってみてはいかがでしょうか。

※2枚目の写真はイギリスのオーガニックブランド“ハーブファーマシー”さんのバーム。
全商品ソイルアソシエーションを取得しているお肌に優しいブランドです。