楽しいこと、嬉しいことがあるとお肌の調子が良くなったり、反対にストレスが続いたり
心配事がある時などはお肌の調子が悪くなる..という事は誰しも経験があるのでは
ないでしょうか？

今日は心の状態が肌へ影響するその理由を考えてみたいと思います。

「皮脳同根」という言葉を聞いた事はありますか？
脳の成り立ちと皮膚の成り立ちが同じという事からこの言葉が作られたと言われています。

赤ちゃんはお母さんのお腹の中で細胞分裂をしながら成長しています。
受精して3週目3頃には胚葉と呼ばれるものができ、そこから外胚葉、中胚葉、内胚葉と呼ばれる
3つの細胞層ができます。

その中の外胚様から脳や神経系、皮膚が作られているのです。
つまり、脳と皮膚は誕生のルーツが同じなのですね。

優しく触れられたら、嬉しい感情が湧きますし、乱暴に触れられたら
悲しみや怒りの感情が湧きます。
もちろん皮膚の温度や顔色、艶も変わります。

人がエステやアロマトリートメントなどを受けるとリラックスするのは優しいタッチの中で
心（脳）が心地よくなり肌に良い影響を及ぼすからなのですね。

「皮膚は一番外側にあるその人の内面」という表現があります。

これは本当に的を得ているな、と思います。
人の肌の触れる事はその人の脳（心）に触れる事と同じなのですね。
こういう意識でいると人にも自分にも優しくできるのでしょうか。

日々のお手入れが丁寧になったり質の良い時間を過ごせるのようにもなりそうですね。
脳と肌の関係を少しだけ意識してみましょう。

日常を豊かにするヒントになれば幸いです。